
こんにちは。MLMナビ運営者です。
久しぶりに学生時代の友人から連絡が来て会ってみたら、会話の端々に違和感を感じたことはありませんか。「アムウェイやってる人あるある」で検索しているあなたは、きっと身近な人の変化に戸惑い、彼らの行動やSNSの投稿に何かしらの共通点を感じ取っているのだと思います。実はその直感、決して間違いではありません。彼らの独特な雰囲気や特徴には、明確なパターンや理由が存在するのです。この記事では、友人関係に悩むあなたのために、彼らの心理や見分け方について詳しくお話ししますね。
記事のポイント
- 会員に共通する独特な口癖や行動パターン
- SNSの投稿内容から見抜くためのチェックポイント
- 友人関係の変化や勧誘への対処法
- 彼らがなぜそのような振る舞いをするのかという心理的背景
アムウェイやってる人あるあるな行動と口癖

- アムウェイ会員に見られる典型的な特徴
- 目的を隠した勧誘の手口とは
- 夢や感謝を連呼する口癖の違和感
- 師匠などの呼び方での見分け方
- マルチ製品を常に持ち歩く習慣
アムウェイ会員に見られる典型的な特徴

アムウェイをはじめとするネットワークビジネス(MLM)に取り組んでいる人には、不思議と共通する雰囲気があります。久しぶりに再会したのに、なぜか異常にテンションが高かったり、目がキラキラしすぎていると感じたことはないでしょうか。
彼らは日々のセミナーやミーティング、そして音声教材などで常にモチベーションを高め合っているため、ポジティブなオーラを前面に出すことが習慣化しています。これは「成功哲学」を学んでいる影響が非常に強く、常に笑顔で、元気よく振る舞うことが成功への第一歩だと教えられているからなんですね。
会話の中で「感謝」「ご縁」「引き寄せ」「ワクワク」といった言葉が頻繁に出てくるのも大きな特徴です。普通に仕事の愚痴をこぼしたいだけの時でも、「それは神様がくれた試練だよ!」とか「その経験が未来の糧になるんだよ!」などと、ものすごい熱量で返されたりしませんか?
彼らは「環境」という言葉をよく使います。「付き合う人を変えれば人生が変わる」「プラスのパワーを持つ環境に身を置くべきだ」といった考え方が根底にあるため、自分自身がその「プラスのパワー」の発信源であろうと必死なんです。端から見ると「ちょっと宗教っぽいな…」と感じてしまうのは、この過剰なまでのポジティブ信仰が原因かもしれませんね。
ここがポイント
彼らにとってネガティブな発言はタブーに近いものです。そのため、こちらの悩み相談に対しても「それは成長のチャンスだよ!」「考え方ひとつで人生は変わるよ」と、過度なポジティブ変換をして返してくる傾向があります。会話のキャッチボールというよりは、ポジティブなボールを一方的に投げつけられている感覚になることが多いかもしれません。
目的を隠した勧誘の手口とは
これは本当によく聞く話であり、最もトラブルになりやすいポイントです。「久しぶりにご飯でも行こうよ」「面白いBBQがあるから来ない?」「社会人サークルのフットサルがあるんだけど」と誘われて行ってみたら、そこはアムウェイ会員の巣窟だった、というパターンです。
実はこれ、法律的に非常にグレー、というかアウトな場合が多いんです。特定商取引法では、連鎖販売取引(マルチ商法)の勧誘を行う場合、事前にその目的を告げなければならない(氏名等の明示義務)と定められています。つまり、「アムウェイの話をしたいから会おう」と言わずに呼び出し、結果的に勧誘を行うことは「ブラインド勧誘」と呼ばれ、違法行為にあたる可能性があります。
しかし、実際には「ただの飲み会だよ」「すごい経営者の話が聞けるよ」と警戒心を解いて呼び出し、場の雰囲気で巻き込もうとするケースが後を絶ちません。彼らの言い分としては「まずは製品や仲間の良さを知ってもらいたいだけで、勧誘はそのあと」という理屈なのですが、誘われた側からすれば「騙された」と感じて当然ですよね。
ホームパーティーや料理教室(クイーンクックなどの鍋を使ったもの)も定番の入り口です。美味しい手料理を振る舞われ、「この鍋、すごい時短になるんだよ」「栄養が逃げないんだよ」と製品デモが始まり、最終的にビジネスの話へと繋がっていく…。この流れ、経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
注意してください
もし会場に着いて「あ、これ違うな」「アムウェイの集まりだ」と感じたら、空気を読まずに帰宅して構いません。彼らは「せっかくだから」「すごい人が来るから」と引き止めますが、あなたの貴重な時間を彼らのビジネスのために使う義務はないのです。「急用を思い出した」と言って、毅然とした態度で立ち去りましょう。
夢や感謝を連呼する口癖の違和感
会話をしていると、唐突に「今の仕事に満足してる?」「将来の夢はある?」「5年後も同じ生活でいいの?」と人生論を語り始めるのも、アムウェイやってる人あるあるの一つです。
彼らの多くは、ロバート・キヨサキ氏の著書『金持ち父さん 貧乏父さん』などの影響を強く受けています。そのため、会話の中に「権利収入(不労所得)」、「自由」、「ESBI(従業員、自営業、ビジネスオーナー、投資家の4つの区分)」といったキーワードが頻出します。
「朝起きなくていい生活」「好きな時に好きな場所へ行ける人生」「満員電車に乗らなくていい毎日」といったフレーズを好んで使い、現状の労働収入(会社員としての給料)だけに頼ることのリスクや疑問を投げかけてきます。これ自体は一つの考え方として間違っていないかもしれませんが、問題なのはその解決策として「アムウェイ一択」であるかのように話を進めてくるところです。
「今のままで本当にいいの?」という問いかけは、あなたの将来への不安を煽り、現状を否定させることで、救世主としてのビジネスモデルを提示するための典型的なトークスクリプト(台本)です。普通に近況報告をして、笑い合いたいだけなのに、いつの間にか自己啓発セミナーのような説教臭い展開になり、こちらが劣っているかのような扱いを受ける…。「あるある」すぎて首がもげるほど頷いている方もいるのではないでしょうか。
また、やたらと「感謝」を口にするのも特徴です。「この出会いに感謝」「最高の仲間に感謝」。感謝することは素晴らしいことですが、あまりにも連発されると、言葉の重みがなくなって薄っぺらく聞こえてしまうこともありますよね。
師匠などの呼び方での見分け方
会話の中で、特定の第三者を指して「師匠」や「メンター」、あるいは「お世話になっている人」「人生を変えてくれた人」と呼ぶ場合、注意が必要です。これはMLM特有のアップライン(上位会員)を絶対視する文化の表れです。
MLMの組織には「ABCの法則」や「T-UP(ティーアップ)」というテクニックがあります。これは、紹介者(Bさん)が、上位会員(Aさん)を徹底的に持ち上げ(ティーアップし)、ゲスト(Cさん=あなた)に対して「すごい人の話を聞ける貴重な機会」だと思わせる手法です。
「私の人生を変えてくれたすごい人がいる」「普通なら会えない人なんだけど、特別に時間を取ってもらえるかもしれない」「一度会わせたい」という言葉が出たら、勧誘のリーチがかかったと思って間違いありません。彼らにとってアップラインは、ビジネスの成功者であり、人生の指導者として崇拝に近い対象になっています。
彼らが「師匠」と呼ぶ人物は、大抵の場合、派手なブランド品を身につけ、高級車に乗り、タワーマンションに住んでいる(ように見せている)ことが多いです。これは「成功者のライフスタイル」を見せつけることが、下位メンバーへのモチベーション維持や新規勧誘に効果的だとされているからです。
補足情報
通常の会社員生活や友人関係で、他人を本気で「師匠」と呼ぶことは稀ですよね。この独特な上下関係とリスペクトの表現は、一般の感覚からすると少し宗教的・閉鎖的に見える要因の一つとなっています。もし「師匠に会ってほしい」と言われたら、「私は私の人生の師匠を自分で見つけるから大丈夫」と断るのも一つの手ですよ。
マルチ製品を常に持ち歩く習慣
アムウェイ会員にとって、自社製品を愛用することはビジネスの基本であり、「製品の良さを伝えること(製品流通)」が仕事の根幹です。彼らは「100%ユーザー」になることを推奨されており、身の回りのものをすべてアムウェイ製品(ブランドチェンジ)にしています。そのため、外出先でもこれみよがしに製品を使用するシーンによく遭遇します。
- カフェに入ってもお水を断り、カバンから取り出したマイボトル(アムウェイの浄水器の水)を飲む。
- 食事の直前に、サプリメントケース(ピルケース)を取り出し、手のひらいっぱいのサプリメント(トリプルXなど)を飲み干す。
- トイレで手を洗った後、アムウェイのハンドクリームを取り出して使う。
- 女性の場合、化粧ポーチの中身がすべて「アーティストリー(ARTISTRY)」ブランドで統一されている。
これらは単に愛用しているだけでなく、「歩く広告塔」としての活動でもあります。「それ何?」と聞かれるのを待っているのです。「これ?これはね、世界一売れてるサプリで…」と自然な流れで製品説明を始めるきっかけ作りなんですね。
また、彼らの中には「市販の洗剤やシャンプーは有害物質が入っていて危険(経皮毒など)」と信じ込んでいる人も少なくありません。そのため、あなたが市販品を使っていると「それ、体に悪いよ?」「将来病気になるよ?」と善意で警告してくることもあります。これは科学的根拠に乏しい話であることも多いのですが、彼らは本気であなたの健康を心配して言っているため、反論すると話がこじれやすいポイントでもあります。もし興味がなければ、あえて触れずに「へー、こだわってるんだね」とスルーするのが大人の対応と言えるでしょう。
SNS等のアムウェイやってる人あるある

- SNS投稿が急に自己啓発に変わる
- ハッシュタグ乱用や写真の違和感
- 友達を選別し始める人間関係の変化
- しつこい関係から離れる方法
- アムウェイやってる人あるあるのまとめ
SNS投稿が急に自己啓発に変わる
今まで「今日のラーメン美味しかった!」「昨日のゲーム楽しかったw」といった日常の投稿ばかりしていた友人のSNSが、ある日を境にガラッと変わり、「感謝」「覚悟」「決断」「未来」といった意識高い系のポエムのようなワードで埋め尽くされることがあります。
「今日は最高の仲間とミーティング!」「人生を変えるには環境を変えること」「決断した人から人生は動き出す」といった投稿が増えたら、何らかのビジネス(特にMLM)を始めた可能性が極めて高いです。これは、自分のマインドセットの変化をアピールすることで、「何かすごいことを始めた自分」を演出し、同じように現状を変えたいと思っている人を引き寄せるためのマーケティング戦略(アトラクション・マーケティング)の一環です。
また、これらの投稿は他人に見せるためだけでなく、自分自身への「言い聞かせ(アファメーション)」の意味合いも含まれています。ビジネスを始めたばかりの不安を打ち消すために、強い言葉を使って自分を鼓舞している側面もあるんですね。だからこそ、見てる側からすると少し空回りしているような、独特の「痛々しさ」を感じてしまうことがあるのかもしれません。
ハッシュタグ乱用や写真の違和感
投稿につけられるハッシュタグにも顕著な特徴が現れます。アムウェイ会員同士はハッシュタグで繋がり合ったり、見込み客を探したりしているため、特定のキーワードを多用する傾向があります。以下のようなハッシュタグが大量に並んでいる場合は要注意です。
| ジャンル | よくあるハッシュタグの例 |
|---|---|
| マインド系 | #感謝 #夢 #自由 #自己投資 #引き寄せ #恩返し #決断 #未来 #ワクワク |
| ライフスタイル | #フリーランス #ノマド #権利収入 #不労所得 #ママ社長 #脱サラ #起業女子 #30代からの挑戦 |
| 仲間意識 | #最高の仲間 #環境 #family #絆 #師匠 #メンター #ミーティング #大人の修学旅行 |
| その他・隠語 | #37(※創業家の関連などで使われる場合あり) #U35 #heckel(ヘッケル※中島薫氏のグループ) |
また、写真の構図にも「あるある」が存在します。おしゃれなカフェでのランチや、タワマンでのホームパーティーの写真の背景に、さりげなくアムウェイの空気清浄機(アトモスフィア)やエナジードリンク(XS)、インダクションレンジ(調理器)、鍋などが写り込んでいるのは定番中の定番です。
これは「プロダクトプレースメント」のように、商品を直接宣伝するのではなく、自然なライフスタイルの一部として製品を見せるテクニックです。「素敵な暮らし」の中に自然に溶け込んでいる様子を見せることで、「私もこんな生活がしたい」「この製品を使えばこうなれるかも」と思わせる効果を狙っています。大人数でBBQをしている写真や、全員でポーズを決めている集合写真が多いのも特徴ですね。
友達を選別し始める人間関係の変化
アムウェイにのめり込むと、人間関係の断捨離を始める人がいます。これは非常に悲しいことですが、セミナーやアップラインから「ドリームキラー(夢を壊す人)とは距離を置け」と教えられることがあるためです。
「ドリームキラー」とは、あなたが新しい挑戦をしようとした時に「やめた方がいい」「危ないよ」「騙されてるよ」と反対してくる人のことを指します。親や友人、恋人が心配して言ってくれている言葉であっても、彼らの脳内では「自分の成功を阻む邪魔者」と変換されてしまうのです。
あなたが親切心で忠告したとしても、彼らは「この人は労働者マインドだから話が通じない」「こちらの世界(権利収入の世界)を知らない可哀想な人」と見下すような心理状態になり、心のシャッターを下ろされてしまいます。その結果、既存の友人とは疎遠になり、逆にアムウェイ仲間とは毎日のようにLINEし、週末も常に一緒に過ごすようになります。価値観を共有できるコミュニティは非常に居心地が良いため、外部の人間との付き合いが薄くなり、気づけば周りはアムウェイ会員だらけ…という状況に陥ってしまうのです。
しつこい関係から離れる方法
もし、友人からの勧誘がしつこくて困っている場合、曖昧な態度は禁物です。日本人は相手を傷つけないように遠回しに断る傾向がありますが、MLMの勧誘においてそれは逆効果になることが多いです。
「今は仕事が忙しいから」「お金がないから」という断り方は、彼らにとって断り文句ではなく「懸念事項」と捉えられます。「忙しいからこそ、将来のために今のうちに仕組みを作ろう」「お金がない今の状況を変えるためにやるんだよ」と、完璧な切り返しトーク(反論処理)が用意されているからです。
効果的な断り方
「私はそのビジネスに興味がないし、今後もやるつもりはない」ときっぱり「NO」という意思を伝えることが重要です。理由を言う必要もありませんが、もし言うなら「私のやりたいこととは違う」「そのビジネスモデルが好きではない」と伝えます。さらに「これ以上勧誘するなら、友達としての付き合いも考え直す」と伝えることで、多くの場合は引いてくれます。
それでもしつこい場合や、もし契約してしまった後に解約したい場合は、法的手段(クーリングオフなど)も検討してください。連鎖販売取引は法律で厳しく規制されており、契約書面を受け取ってから20日間は無条件でクーリングオフが可能です。
(出典:国民生活センター『マルチ商法』相談事例)
アムウェイやってる人あるあるのまとめ
ここまで「アムウェイやってる人あるある」について、行動やSNSの特徴を詳しく見てきました。彼らの行動は、マニュアルやアップラインの教えに基づいた「ビジネス活動」であり、決してあなたを陥れようとする悪意だけで動いているわけではないケースがほとんどです(もちろん、ブラインド勧誘などの違法行為は許されませんが)。彼らは本気で「これが相手のためになる」「最高の情報を教えてあげている」と信じているのです。
ただ、住む世界や見てる方向が一時的に変わってしまった友人に対して、無理に議論をふっかけたり、論破しようとしても、平行線をたどるだけで関係が悪化する一方です。「そういう考え方もあるんだね、頑張ってね。でも私はやらないよ」と、相手を否定せず、かつ自分の境界線もしっかり引くという、適度な距離感を保つことが、お互いにとってストレスのない解決策になるはずです。
もし彼らがビジネスに行き詰まり、疲れて戻ってきた時には、その時はまた普通に接してあげればいい。私はそう思っています。アムウェイをやめた後に「あの時はごめん」と謝ってくる友人もたくさんいますからね。この記事が、あなたのモヤモヤを解消し、大切な友人との関係を考える手助けになれば幸いです。
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